中島本杢古墳と市民緑地について
<一般質問 平成12年9月議会>
○萩原あきひろ
中島地区には本杢古墳と呼ばれる遺跡があります。
その上で、今回 古墳を含めた林を地権者の皆様の御理解を得て都市緑地保全法による市民緑地として市が所有者の方々と契約し土地を管理し、広く市民に公開するとお伺いを致しております。
浦和市にもいくつかの古墳があるとお伺いしておりますが、地形や立地条件等、条件に恵まれた場所でもあり、古墳のPRと共に中島の名所として整備して欲しいとの声もありますがいかがお考えか、お伺いいたします。
<答弁>
○山浦直臣社会教育部長
浦和市西部には古墳が点在いたしておりまして、現在、7基の古墳が浦和市の史跡として指定されております。お尋ねの本杢古墳は、そのうちの1基で、昭和46年に浦和市指定遺跡になっております。平成4年に古墳の概要を明らかにするため、古墳の周囲の発掘調査を行ったところ、古墳を取り巻く堀の跡が確認されました。堀は四角に回っているようで、古墳時代の終わりごろの古墳の一つの種類でございます方墳であることがわかりました。
この古墳に近い与野市鈴谷にある今宮2号古墳も、発掘調査の結果、同じころの方墳であることが確認されており、古墳時代の終わりごろの時代には、このような方墳が各地につくられており、本杢古墳はこの時代の特色を示す古墳として貴重なものでございます。
この本杢古墳は、所有者の方によって毎年下草刈りが行われるなど、手厚い保護が加えられ、良好に保存されております。
教育委員会といたしまして、説明版を設置し、古墳の持つ歴史的な価値などを広く市民に周知していくとともに、古墳の保護、保存に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
中島本杢古墳と市民緑地についてのうち、所管にかかわる部分をお答えいたします。
本杢古墳を含む樹林は、その文化的価値もさることながら、市街化の著しい環境の中に残された貴重な緑としての価値も大変高いと考えており、今年度、地権者の方々の同意のもと、市民緑地として整備を行う予定でございます。
緑地の整備は、樹林の保全及び活用と文化財の保護との両観点に配慮しつつ行う予定でございますが、緑と歴史に触れ合うことができる緑地として、広く市民に開放し、親しまれるものになるよう整備していきたいと考えております。 以上でございます。