運動障害の予防と対応について
<一般質問 平成11年9月議会>
○萩原あきひろ
西暦2002年には浦和市美園の県営サッカー場で、惜しくも決勝戦の開催こそはのがしましたが、世界が注目する、ワールドカップの準決勝戦が開催されることになりました。
サッカーファンのみならず、多くの市民が、開催の日を心待ちにしている事と思います。
スポーツを愛し、将来の大きな夢に向かって大志を抱く青少年も、益々増え、相川市長の提唱されておられる、1市民、1スポーツの理念の拡大にもつながり、大きな盛り上がりと成ることでしょう。
こどもたちは、この夏もグランドで、体育館で、プール等で元気な声を上げ、さわやかな汗を流しておりました。
私は、自分自身やチームの明日の勝利を信じ、一心にがんばるこどもたちを応援したいと思います。
また、休日を返上し、成長するこどもたちのこころを支え、技術や、個々人の潜んだ能力を華ひらかせて下さっておられる、教職員の先生や指導者の皆様に感謝と敬意を表するものであります。
伸びようとする子どもたちは、それぞれ、自分自身を信じ、先生や指導者を信じ、毎日ぎりぎり一杯のハードルを超えようとします。
浦和市出身で元Jリーガーの同僚議員、田口よしのりさんのように、すばらしい成果や結果を出せる反面、大きな事故や生涯の持病となるケガや疾患を誘発するのも、残念ながらこの時期であります。
スポーツ振興・発展の努力に水を差すということでなく、子どもたちの個性を見極め、個々に応じたきめ細かい指導をお願いしたい、という立場から質問をいたします。
教職員の諸先生方はそれぞれ、大学や専門の機関でその基礎となる勉強は十分され、習得されて来ているとは思いますが、種目の多様化、昨今の子どもたちの体力事情を考えると、更に、一層の配慮が必要だと思いますが、お考えをお伺いしたします。
また、きびしい指導を支えるには、基礎となるスポーツ医学の面からの専門的支援が不可欠だと思いますが、子どもたちや指導する先生には、具体的にはどのような支援が行われているか、お伺い致します。
また、予想されるスポーツ障害の具体的な疾病名、また部活動中に発生した事故件数についても、お伺い致します。(再質問でその対応について聞きます)
本年度より、市内の19の全中学校にさわやか相談室が設置され、小・中学校の児童と保護者を対象に様々な悩みの相談を受け、その成果が期待されていると思いますが、部活動についての悩みの相談件数について、お伺い致します。
また、現在の相談員の部活指導との関わりと、保健室を含めた学校内での全体的・体系的な指導体制についてもお伺いしたします。
教育行政に対しまして、たくさん質問をいただいておりますので、順次お答えをいたします。
まず、運動障害の予防と対応についてお答えいたします。
議員御指摘のように、生徒の心身の健全な育成と豊な人間性を培ううえで、運動部活動は極めて有意義なものであります。教育委員会といたしましても、充実した部活動のためには、常に生徒一人ひとりの健康状態を把握し、健康や体力、技能に十分配慮した無理のない指導を行うことが重要であると考えております。
2点目の、スポーツ医学の面から生徒たちや指導する先生方への支援でございますが、まず生徒たちに対しましては、保健体育科の保健分野の授業の中で、安全で効果的な運動について学習しております。指導する先生方につきましては、埼玉県教育委員会主催による運動部活動指導者講習会や、浦和市主催による武道実技講習会の中で、スポーツ障害を予防し、発達段階や技能レベルに応じた適切な指導方法について、理論、実技の両面で研修を実施しております。
また、文部省や埼玉県体育協会で作成した指導資料等、各学校が必要に応じて、スポーツ医学、スポーツ科学に関する情報を活用することができるよう、情報提供等にも努めております。
3点目のスポーツ障害の具体的な疾病名といたしましては、多い順に、まず、オスグット病、次に野球肘、次にシンスプリント等が挙げられます。
また、部活動中に発生した事故件数でございますが、浦和市立中学校において、平成10年度1年間で7件発生しております。
事故の具体的内容といたしましては、練習中や大会期間中の打撲、裂傷、骨折等でございます。
4点目の、さわやか相談室に寄せられた部活動の相談件数でございますが、浦和市立中学校において、平成10年度1年間で106件でございます。
次に5点目の部活動に関する生徒の悩みに関してでございますが、相談員は、相談内容の一つとして、部活動の問題についても温かく相談に応じ、養護教諭や校長、教頭とも連携をとりながら、生徒、保護者と顧問等のパイプ役として、情報を提供したり、有効な励ましやアドバイスを行っております。また、学校全体といたしましても、職員会議や部活動顧問会議を中心に、全教職員が一体となって組織的に生徒や保護者の相談に対応しております。
<再質問>
○萩原あきひろ
運動障害の予防の点につきましては、子供たちそれぞれが、一人ひとりのこころと向き合い、また、部活動の指導者から、木目細かくそれぞれの、身の丈に応じた、体系的プログラムにより、医学的にも管理され、潜んだ能力が大輪の華となり、将来の生活の糧や、自信となり、立派な青年へと成長できますよう、ご指導頂ける子とを信じ、これからも見守って行きたいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。